ワックス(WAX)のかけ方 【本気編】

ギア選び

こんにちは!
スノーボード教室「ヨコノリ少年団」団長の松井克師です
今日はスノーボードワックスのかけ方についてお話します
今日お話しするのは「本気」のワックス作業になりますので
簡単なワックスの塗り方を知りたい方は下記を参考にして下さい

また夏期レッスン(ブラシでのスノーボード練習)のワックスがけに関しては
下記のブログを参考にして下さい

ワックスって何?必要?

ヨコノリ少年団でレッスンをしていると「ワックスって塗った方が良いですか?」
という質問をよく聞かれます
同じ様に疑問を持っている親御さんやお子さんも多いと思います
声を大にしてお答えします「ワックスは絶対に必要(塗った方が良い)です!

ワックスというのはスノーボードの板をより滑りやすくするもので
「固形タイプ」、「簡易的なスプレータイプ」、「直接塗るタイプ」等があります

ワックスを塗ると板が良く滑る(走る)ようになります
板が良く滑るようになるとストレスが少なくなりますし
無駄な力を使わなくて良いので上達も早くなり
スムーズなライディングが出来るようになります
ぜひワックスを活用して下さい!

おススメは固形タイプ(ホットワックス)

スプレータイプや直接塗るタイプのワックスは耐久性が低く
リフト数本の滑走で効果が無くなってしまう場合もあります
なので私のおススメは固形タイプ(ホットワックス)です
ホットワックスはソール面に染込ませていくので耐久性もあり
何度も何度もWAXを塗り重ねる事でソール自体が育ってくるのです

ホットワックスの塗り方(本気編)

固形タイプには大きく分けて2種類が存在します
ベースワックス」と「滑走ワックス」です
(メーカーによっては更に細分化されている場合もあります)
ベースワックスとは文字通り下地づくり、滑走ワックスは仕上げ用のワックスになります
まずは下地をしっかり作ってそれから滑走ワックスを塗っていくという手順です
ベースワックスはシーズン初めに塗れば1シーズンは持ちます
滑走ワックスは気温等に合わせてシーズン中に何度も塗った方が良いでしょう

ワックスの塗り方はベースワックスも滑走ワックスも同じ塗り方です
まず固形ワックスを生塗り(固形のまま)で直接ゴシゴシと塗っていきます
ソールにまんべんなく塗れたところで「ワクシングペーパー」の登場です
アイロンを使ってペーパーの上に固形ワックスを溶かしながら適量たらします
そしてアイロンとソールの間にペーパーを挟み込む形でソール全体に伸ばしていきます

【ここで注意】
アイロンの温度はワックスを溶かすときに煙が出ない位が適温とされています
低すぎるとワックスが溶けず、熱すぎるとソールを痛めるので気を付けましょう

ワックスを伸ばし終わったら常温(室温)で20~30分間ゆっくりと冷まします
この冷ましている時間にワックスがソールに染込むと言われています
寒い所で急に冷やすと染込みが弱くなるので注意して下さい

ソールを冷まし終わったらソール面に残ったワックスをスクレーパーで剥がしていきます
スクレーパーの角度を勘違いして使っている方も多いので画像を参照して下さい

【本気のベースワックス】
私はベースワックスを塗る際に
暖かい日用のベース(ピンク)×3回
通常の気温用のベース(バイオレット)×3回
寒い日用のベース(ブルー)×3回
合計9回のベースワックス作業を行います
※(カッコ内はガリウムのワックスカラーです)
なかなか大変な作業ですよね
ちょっと大変かな?という方は1回で終わらせるのもありだと思います
詳しくは「簡単なワックスの塗りかた」を参照して下さい

【滑走ワックス塗り】
滑走ワックスはシーズン中何度でも塗って頂いてOKです(毎回でも全然OK)
個人的には板が走らなくなる前に塗りたいと考えています

ベースワックス同様に滑る日の雪温に応じてワックスをチョイスしましょう
ガリウムだとシーズン初めはバイオレット、1月に入ったらブルー
ハイシーズンの寒い日にはグリーン、春はピンクといった感じです
※カラーはガリウムのワックスカラーです

仕上げは「ボアブラシ」→「ナイロンブラシ」→「馬毛ブラシ」の順番でブラッシング
ボアブラシとナイロンブラシは白い粉(ワックスの残りカス)が出るように力を入れてゴシゴシ
馬毛ブラシはソールを慣らすように磨きましょう
ここまでやるとソールがツルツル&ピカピカになります
いかにも良く滑りそうなソールの完成です!
もっと丁寧にやる人もいますし、簡単にざっくりやる人もいます
大切なのはソールを育てて良いソールに仕上げる事です

いかがでしたか?
板が走ると気持ちいですよね!
シーズン初めにワクワクしながらワックスを塗るのも楽しいですよ
良く滑る板でスノーボード楽しみましょう!

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